2006.02.19

最低映画と最悪映画

自分なりの解釈ではあるけど、こないだようやく最低映画と最悪映画の違いが見えたよ。
私にとって最低映画とはツッコミがいがあり、つまらないなりにも楽しめる映画で、ある意味最高の映画に化けることが出来る映画。
最悪映画とはツッコミがいもなく楽しめる余地もないとにかくつまらない映画で、私にとってはどう頑張っても楽しめない、どうでもいい映画。こちらは本当に稀だろうと思う。
本来は最悪=最低だと思うけど、つまらなさや安っぽさの中に面白さを見つけることも出来るので、私は今後こう分けようと思います。


こないだ見つけたと書いといて、何が言いたいかっていうと、こないだのキャシャーンは“最悪映画”ってことです。
ある意味奥さんに捧げたような身内ネタだし、予備知識が無いと観れない等々、不親切な監督の独りよがりな映画という風に受け取られるのも当然だ。

私は、ストーリーが理解できなかったので質問スレを見て納得しましたが、質問レスが殺到するほどストーリーが理解しにくいというのは映画としては致命的ではないかと思います。
時間が長かった割には後半に無理矢理押し込んだ感があり、長々と演説のように台詞を話すシーンは全体のバランスを崩しているように見えました。
伝えたいことをもっと簡潔にバランスよくまとめられる人に脚本や構成を頼んでいれば、本作はここまで見辛い映画にはならなったのではないでしょうか。
そもそも、監督はこの脚本に一点の疑問も抱かなかったのだろうか?どうも私は監督が観客のことなど考慮せずに自分の独断で世に送り出したようにしか思えない。脚本の経験がある人などに相談し、シナリオに目を通してもらっていればもっと短時間で纏まった良い作品になっていたかも知れない。
映画初監督で脚本まで完璧に作り、予算6億でまとめるだなんてよほどのことが無い限り無理な話だと思う。
………ただしエド・ウッドになら出来る。ツッコミがいのある最低映画が(笑)。

監督はPVなどを撮っていることもあり、音楽やカメラワークなど演出面では問題ないだろうと思っていましたが、音楽は全く効果的に使われていないし、カメラワークも人物のアップばかり続いたりで、この面は期待していただけに残念でした。
とくに人物のアップは演技力のある俳優なら感情が伝わってくるけど、キャシャーン役の人カイワレダイコン役者なんだもの。お陰様でアクションシーンを見てても主人公のキャシャーンだけは格好悪く見えます。私はあんまり文句付けない方だけど、彼だけは本当に下手でした。マジで。
CGは凄いんだろうけど、低予算のせいか映像美と謳われる程のものではないと思う。私は映画にとっての映像美は登場人物の感情や心理、その場の温度や湿度が伴ってようやく完成するものだと思っています。
キャシャーンの映像で感動した人には是非とも「キャラバン」や「デッドマン」あたりを見ていただきたい。2作ともキャシャーンと比べたらかなりシンプルだけど(デッドマンなんてモノクロだし)、奥深い映像が味わえました。


…はぁ…ここまで映画をコテンパンに言ったのは初めてだ。

 > 実写のキャシャーンファンの方々へのお詫び。
「同じ低予算という立場なら、まったく萌えないCGの背景より、風が吹くだけで揺れるような安くさいセットが好き」
「ラストシーンは、キスして抱き合って爆発したついでに、全裸で宇宙まで飛んでいけばいいと思うよ(スペース・バンパイアのオマージュだよ!と言い切ればおk)」
…こんなやつの言っていることにすぎませんので、気にしないで下さい。
(マジで全裸で飛んでったら神だったのに…もうキリヤくんてば勿体無いなぁ)
posted by まめ at 01:41 * 千葉 ☔ * Comment(0) * TrackBack(1) * 俳優・映画・TV

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 日時:2006.04.02 20:31
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