2005.01.22

コンクリくさいのがくる

夕日を飲み込む山が
朝日を吐き出す森を飲み込もうとして
一本のふとい国境を乗り越えて
こちらにやってくる

夏には青の海
秋には金の海へと変わる
美しい海を汚しながら

いつしか白も赤も黒も六本足もいなくなり
雑音を喰う夜鷹は飛べなくなって
世界を構築していた一部分が消えた

森を見回し 己の存在を確認したとき
もし 夕日を飲み込む山が
朝日を吐き出す森を 飲み込もうとしていたら
どこへ飛び立てばいいのだろう

あの白くか弱い鳥たちのように
夕日に焼かれるのを
だまって待っているだけなのだろうか
私が 黒い鳥のように器用だったら
山の向こうへ行ってしまえるのに

夜鷹が最期の晩餐を喰らった
そして 無表情の海と
ほんとうの静寂だけが
森の中に吹いていた

('A`)ウツダ
近所に大型ショッピングモールが出来るらしい。

西側には山が見えて、あの山が賑やかな所との境目だったんだ。
だけどでっかい店が、山のこちら側に出来るのか。
もうここには住めないかもなぁ。いや、住みたくないかも。
どんどん、夕日の沈む山のむこうからコンクリくさいやつらがやってくる。
ネギの泥臭い臭いも、黄金色の海も見れなくなる。
ザリガニ潰した田圃がなくなってしまう。
親にはアンタバカじゃないの、土地が売れるんだよと言われた。

だけど私は、あの田圃がなくなると言うのを聞いて気付いた。
もしかしたら田園風景そのものが自分の一部だったんじゃないかって。
私一人がどうあがこうが、ただのガキの戯言としか思われないだろう。

どうかあの夕日の山が、朝日のくる森までも飲み込んでしまいませんように。
このままじゃミミズクとか白鷺もいなくなってしまうよ。
posted by まめ at 12:34 * 千葉 ☀ * Comment(0) * TrackBack(0) * そぼくなヨーグルト

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