2005.11.25

黒木瞳さんがステキ。

仄暗い水の底から 「仄暗い水の底から」

「黄泉がえり」(好きな人には大変申し訳ないんですが...)をテレビで観て以来、 私は邦画を全く見ていませんでした。(※BSでやってた渥美さんが出てた映画は観ましたよ。 寅さんじゃないヤツだけど。けっこう良かった)
安っこい俳優の演技に嫌気がさしたし(CGとかエセSFっぽさも)、邦画を観る気が無くなってたんです。 でもこの映画の黒木さんを見てもうなんだか救われました。良いものは良いなと。

 黒木さんて、「狼女の子守唄」っていう2時間ドラマに出てましたよね。黒木さんは男の子を誘拐して、 男の子と一緒に過ごすうちに母性愛が芽生えてくるんですけど、観ているときそれにグッときたんです。
今回のもそれとちょっと似た感情があって、死んでしまった赤の他人の女の子に情が移ってしまって、ああいう結末になったのかなと思いました。 自分の娘のように抱いていたはずの少女が水死体で、この少女も自分の娘のように水の中へ落ち、 できればこの少女も生きているうちに救ってあげたかったと思っていたのかもしれません。
 娘さんはお母さんはもういないけど、誰かが一緒に居てくれる。それにしっかり生きている。死んでないんだから、未来はまだ残されている。 だけど死んでしまった少女は違う。お父さんもお母さんも居ないし、ずっとタンクの中で独りだった。寂しい思いをしたまま留まるくらいなら、 ママが一緒ににあの世に行ってあげたほうがきっと幸せになれる…そう彼女は思ったんじゃないかな、と。
 もし私が母親になってああいう状況になったら間違いなく子供を連れて逃げる。だからこそ、彼女の気持ちが切ない。
ああいう選択をしてしまったことが正しいとはいえないけど(あの陰鬱な雰囲気を保つ為にも)、あの終わり方で正しいんだと思う。 女の子も満足したはずだし、そういう意味ではハッピーエンドと言えなくもない…かなぁ。。。
 それから、あの廃マンションよく見つけたなーと思ったんですが。ラストで外観が映った時、軍艦島のマンションをちと思い出した。 あのボロっと感はラストを飾るに相応しい。

 全体的にちょっと説明不足というか、もっと明らかにしてもいいような気がしたけど(管理人さんの事とかとくに…)、 私はあまりそこらへん解明されないで、うやむやにしてほったらかしにされたほうが想像できて楽しいなと思います。個人的には、 ホラーというよりじめっとした暗い雰囲気を楽しむ映画だったので。



*関連記事にTBしました。
 →「仄暗い水の底から」レビュー映画レビューTBセンター
 →【地上波映画鑑賞】仄暗い水の底から深き森の中にひっそりと佇む古城@ はまりん部屋(仮)

posted by まめ at 23:08 * 千葉 ☀ * Comment(2) * TrackBack(1) * 俳優・映画・TV

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 ⇒ 【地上波映画鑑賞】仄暗い水の底から
 Blog:深き森の中にひっそりと佇む古城@はまりん部屋(仮)
 概要:以前に放送した時には見逃してしまっていたので改めて鑑賞です。「女優霊」(1995
 日時:2005.11.26 20:56
 この記事へのコメント
今晩は、初めましてです。
「想像できる余地」と見るか「説明不足」と見るか、微妙な作品ってありますよね。まぁ一から十まで説明されても面白くないわけですが。「仄暗い〜」に関してはそこら辺、どうにも上手くないなぁって感じでした。
出来ればもっと上手く料理して欲しかったな、と。せっかく美味しい題材だったのに。
Posted by はまりん at 2005.11.26 21:10 
TBとコメントありがとうございます。

映画の雰囲気は良かったんですけど全体通してみるとビミョーですよね。
謎のままだった部分とか、リメイクではどうなってるのか気になります。
Posted by まめ at 2005.11.26 22:20 
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